そもそもブログというものを書く習性がない私。
「カルロスゴーンのセミナーをまとめてほしい!」「行きたかった!」という声をきき、それをまとめるために使用するという単純な理由で、これから書き始めて、学びや体験を残していけたらいいなと思います。
ただ、同時通訳のため、聞き逃したところも多々あり、大変申し訳ありません><
週末は台風により、雨ということもあり、みなさん読んでいただけたら嬉しいです。☺
カルロスゴーン氏のセミナーについての概要
同志社大学で三菱自動車カルロス・ゴーン会長のセミナーが行われました。
タイトルは、「同志社大学生とグローバル・リーダーシップを語る」
たった1時間のセミナーですが、何百人もの学生が集まり、
普段絶対埋まることのない教室が満員状態になっておりました。。。
それぐらいすごいインパクトのあるセミナーで内容も非常に面白かったです。
「グローバル・リーダーシップ」
いわゆるダイバーシティについて、多く話されておりました。
(ダイバーシティ:多様な人材を積極的に活用しようという考え方)
そういう考え方をして、マネージメントするのかなど、スケールの大きさに感激しました。
少しまとめたので、見ていただけると幸いです。
①【多様な人材を扱うビジネス経営】
そもそも様々なグローバル人材をマネジメントする前提として、、
「多様性豊かな人の合意を形成することは非常に難しい」
とのこと。
人々は同じ人とつながるものである。
同じ考え方、同じタイプ、、、。
これらには、「快適」、「安心」がついてくる。
人々は、ダイバーシティを実施すると、基本的に嫌う。
そして言い始める言葉は、
「彼女は、違う。 彼は、違う。」
こういう状況の時、まずしっかりとマネジメントすることが大切であると。
ならその方法は??
「一つの共通のプロジェクトに向かわせること」
(そんなんあたり前ちゃうん?って、私は少しおもっていたのですが、、、
次の瞬間。 あーそういうことなのか!!!となりました。)
ゴーン氏は、
これを行うことで、
「多様性がツールになる」
目標がなければ、多様性は大混乱に陥る。
そうではなくて、特定の技術を解決したいという問題があれば、
様々な考え方や違う発想が必要になってくることで、そこで初めて、人々は、
「多様性の重要性に気づく」
(正直、度肝抜かれました。)
②【ダイバーシティを進める中で大変だったことは?】
例えば、
「女性の社会進出においての投与」
を例に挙げると、、、
女性投与の目的が、
「他のところもしているから」
という理由だけだと、絶対に納得してもらえない。
納得しないと、「うちではいいかな」という発想になってしまう。
ならどうすればいいか???
「多様性がなんで大切か?」
ロジカルに根拠をもって、
常に肯定的な成果になるというファクトをみせていかなければならない
そしてそれを毎日のように続けていくしか道はない。
ダイバーシティを達成することのメリットを見せていくしかない。
会社の目的とはなにか?
・利益をつくる
・世の中に貢献する
など様々である。
たとえば、それを「利益をつくる」というところに、視点を置いたとき、
「世の中では、女性の発言力が、男性の発言力より、高い」
「購入される車のうち、3台に2台は、女性が選んでいる」
というファクトを持ってくると、、、
女性が好きな設備を付けたりと、、女性目線も必要になってくる。
すると、、
「どうして、女性のエンジニアを採用しなければならないのか?」
という疑問において、
回答が「YES」のほかなくなってしまうということである。
世の中、もちろん情熱で人を説得することも重要な手段。
だけど、情熱だけでは、人は次の日忘れてしまうかもしれない。
その中で、ファクトというものが非常に重要になってくる。
③【求められるリーダーって?】
まず初めに、、、
「リーダーシップをとるということは、業績を出すということ」
色々な側面で、同じことが言える。
「改善するために、リーダーは必要」
「よりよくするためにはリーダーは必要」
→ すべては成果をだすことにつながる
例えば、選挙でも、
なんであんなに
「大学の学費をゼロにします!」
「養育費を国からより補助します!」
など、プロジェクトを大きく掲げるのか。。。。
それは、【成果をだす】ということを主張する必要があるから。
つまり、ゴーン氏の考えるリーダーとは
「勝利に導く人」
「力強く、組織に貢献できるかどうかが、評価対象」
「周りの人のモチベーションをあげて、動員すること」
リーダーにおいて、もう一つ必要な要素は、
「人とつながる力をみにつけること」
特に専門性をみにつけるべき。
→そうすることで、人はつながってくれる。
④【日本人の強みと弱みは?】
【強み】
「規律正しく、整理できる力」
【弱み】
最大の強みは、最大の弱みになる。
「変化を嫌う」
ということ。
今の世界において、「変革」というものは、毎日起こっている
技術の変化や環境の変化など。
これらに対応する力が必要。
変化の後ろにチャンスがある
⑤【これからの自動車業界】
モビリティ(乗り物)
人々は、食べ物、健康はもちろん求めるが、
一番求めるものは、「モビリティ」である。
え???乗り物? と思うかもしれない。
日本にいたら、電車や車、飛行機に自転車。
たくさんのモビリティが存在する。
だけど、
インド、ブラジルに行くと、全然違う。
全く、モビリティがないのである。
地球上には、73億人が住んでいる。
その中の40億人以上が1日当たり、たったの8ドルで生きている。
車を買おうにも、買うことができない。
これにより、モビリティに対する需要が爆発的に存在する。
自動運転という言葉を最近よく聞くかもしれない。
世の中では、140万人の人が毎年交通事故で命を落としている。
その90パーセント以上が実は、自分の責任。
しかし、もし自動運転が発展すると、140万人の9割の人々を救うことができる。
他にも、
みんな車に乗ると、「車の奴隷」になっている。
ハンドルを握って、前を向かなければいけない。
しかし、それが自動運転になるとどうだろう?
ハンドルを握らなくていい、前を向かなくていい。
移動という時間に一気に可能性があふれ出てくる。
これからの自動車業界に注目してほしい。
⑥【最後のメッセージ】
若い人たちにとって今は非常にいい時期。
なんでもかんでも変革。
今、世界は大きく変化している。
変化のきっかけになっているのは、技術。
私が懸念しているのは、モビリティ(乗り物)
そんなこと、20年前なんて考えていなかった。
全く事業形態が変わっていく。
皆さんに限界はない
さいごまで読んでいただきありがとうございます。
ゴーン氏の本に触れてみたいと思いました。
特に私はこれからの自動車業界により注目していきたいと思っております。
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